
今美容オイルとしてマルラオイルが注目されています。あのアルガンオイルよりもすごいとも言われているので、気になっている人も多いですよね。
マルラオイルにはどんな成分が含まれているのか、アルガンオイルとはどう違うのかを検証してみました!
マルラオイルとアルガンオイルはここが似ている!
マルラオイルとアルガンオイルはどちらも比較的最近のもの、というイメージがありますが、それは日本での話です。
マルラオイルは南アフリカで、アルガンオイルはモロッコ王国で、それぞれ昔から使用されていたんですよ。どちらも野生の品種で、自生しているところが少ないため希少なオイルです。
同じアフリカ大陸の植物ですが、マルラは南半球、アルガンツリーは北半球と少し離れていますね。ですが、どちらも砂漠に自生しているという共通点もあります。また、どちらも実から抽出されたオイルで、加熱処理などは行わすに手作業で搾取されています。
成分はここが似ている
オメガ脂肪酸
どちらにもオレイン酸とリノール酸というオメガ脂肪酸を豊富に含んでいます。これらには保湿力を高める役割があるのでアンチエイジングには欠かせません。
特に乾燥していると感じていなくても、肌の奥は乾燥しているということも多いですから、保湿は大切ですよね。
抗酸化成分
ビタミンEやポリフェノールなど、抗酸化作用に優れた成分を含んでいます。
抗酸化作用というとアンチエイジングのためのものと思われがちですが、紫外線のダメージを防いだり、肌荒れの防止をしたりという働きがあるので、若い女性にもうれしいものなんですよ。
マルラオイルとアルガンオイルの違うところ
美容オイルとして似た効果を得ることができる2つのオイルですが、違うところもあります。違いを理解して自分に合った方を選びたいですね。
オメガ脂肪酸の割合
マルラオイルはオレイン酸が70%以上、リノール酸は4~9%とオレイン酸がかなり多めです。少し重めのオイルなので乾燥肌の方におすすめです。
アルガンオイルはオレイン酸が50%前後、リノール酸が30%前後含まれています。その他パルミチン酸とステアリン酸という脂肪酸も含まれています。
ビタミンの割合
マルラオイルにはビタミンEの他に豊富なビタミンCを含んでいます。
アルガンオイルにはビタミンCは含まれていませんが、ビタミンEがマルラオイルの4~5倍含まれています。さらにビタミンAも含まれています。
これだけではどちらがいいのかわかりにくいと思いますが、「抗酸化作用」という観点で見るとマルラオイルの方が約15%高いといわれています。抗酸化作用を期待するのならマルラオイルを選んだほうがよさそうですね。
抗ヒスタミン作用
マルラオイルには「抗ヒスタミン作用」があります。これはアルガンオイルをはじめ、他のシードオイル(種から摂取できるオイル)には含まれていません。マルラオイルだけの作用なんですよ。
抗ヒスタミン作用というのは、皮膚の炎症を抑えたり、かゆみを抑える作用があります。
花粉症などアレルギーを持っていると、アレルギー反応が出たときにスキンケアも受け付けなくなってしまうことがありますよね。そんなときにも抗ヒスタミン作用のあるマルラオイルなら安心して使えるのです。
洗顔後これ1本でもスキンケアできるので、アレルギーがあってスキンケアが難しい人にもおすすめですよ!
まとめ
マルラオイルとアルガンオイルは似ているところもありますが、もちろん違うところもあります。マルラオイルの方が抗酸化作用が強く、さらに抗ヒスタミン作用もあるのが最大の違いです。
この違いがあるからマルラオイルはアルガンオイルよりもすごい!といわれているのでしょうね。