食生活について

生野菜と温野菜はどっちが体にいいの?ダイエットや消化の良さなどを比較!

生野菜と温野菜はどっちが体にいいの?ダイエットや消化の良さなどを比較!

「野菜に含まれる酵素は加熱すると死んでしまうので生で食べないと意味がない!」

「生野菜は体を冷やすので温野菜のほうがいい」

どちらもよく聞くことですよね。一体野菜は生野菜で食べればいいのか、温野菜で食べればいいのか迷ってしまう人も多いと思います。

どちらがよいのかは食べる目的によっても変わってくると思いますが、ダイエットや美容にはどちらがよいのでしょうか?また、消化の良さという面でも見てみましょう。

生野菜のメリット・デメリット

まずは生野菜のメリットとデメリットを見ていきます。

栄養をそのまま摂取することが出来る

野菜にできるだけ手をかけないで食べるということは、栄養をそのまま摂取することが出来ます。切ったり加熱したりすることで栄養は20~60%流出してしまいます。水溶性ビタミンは水に流出するので失われやすいです。中でもビタミンCは熱によって流出しやすいです。

とはいえ、すべての栄養素が生で摂取した方がよいという訳ではありません。中には油と一緒に調理することで吸収がよくなる栄養素もあります(詳しくは温野菜の項で)

生野菜は酵素を摂取できる?

野菜を生で摂取することによるメリットで「酵素が含まれるから」ということを挙げているサイトが多いですよね。確かに生の野菜や果物には酵素が含まれています。そして酵素は加熱することで失われてしまいます。

ですが、酵素を食べ物で摂取しても胃で活性を失ってしまいます。酵素を含む食べ物を摂取しても吸収されることはほとんどないんです。これは驚きですよね。そもそも、酵素というのはアミノ酸の化合物であり、たんぱく質の一種です。こちらの記事に詳しく記載されているのですが、たんぱく質を摂取すると、体内で分解、合成されます。ですから食物酵素がそのままの形で吸収される、ということはないんです。

食物酵素には食物の栄養をアップさせるという働きがあるので摂取しても意味がないという訳ではありませんが、ダイエットや美容に直接の効果があるわけではないのです。消化酵素などの体内酵素は文字通り体内で作られるものですので、食べ物で補うものではないんですよ。

消化の手助けをしてくれるものを食べるのなら食物酵素よりも、発酵食品(味噌、キムチ、ヨーグルト、納豆など)がおすすめです。発酵食品は私たちの体で消化しにくいものをすでに分解してくれているため、食べ物の消化、吸収が良くなるといわれています。

生野菜は体を冷やしてしまう

生野菜のデメリットとしては体を冷やすというのが一番に挙げられるのではないでしょうか。きゅうり、トマト、レタスなど生で食べる野菜は夏が旬の物が多いですよね。本来、暑い夏にこれらを食べて体を冷やすことは理にかなっています。

ですが、現代の空調の利いた環境では夏でも体を冷やしてしまうことになります。特に冷え性の方は気を付けましょう。夜体を冷やすとよくないので生野菜を食べたいときは、日中に食べるのがおすすめです。

消化が悪い?

生野菜は消化が悪いということはよく言われますが、充分によく噛んで食べればそれほど消化が悪いということはありません

ただし、胃腸が弱っている時や歯が痛いときなどは十分に咀嚼、消化できない可能性があるので避けたほうがよいでしょう。

生野菜でもスムージーなどにすれば消化は良くなります。ただし、胃腸が弱っている時の栄養補給などに一時的に利用するのはいいですが、毎日食事替わりに摂取するのはおすすめしません。スムージーは噛まずに飲み込むため、消化酵素の分泌が減ってしまいます。その結果胃腸の消化吸収能力が低下してしまうんです。噛んできちんと食事をすることは重要なんですね。

参照元:NIKKEI woman ONLINE
NIKKEI STYLE
ヘルスケア大学
ワコールボディブック

温野菜のメリット・デメリット

温野菜

続いて、温野菜のメリットとデメリットを見ていきましょう。

量をたくさん食べることが出来る

野菜を炒めたり、煮込んだりすることでカサが減るため、生で食べるよりもたくさんの量を食べることが出来ます。栄養が流出した分も量でカバーできると考える人もいます。

吸収率がアップする

野菜は加熱することで流出してしまう栄養素も出てきますが、細胞壁が壊されるのでその分消化・吸収がよくなります。水溶性ビタミンは流出してしまうので、スープなどにして煮汁も一緒に摂取するといいでしょう。

また、ビタミンA、D、E、Kは脂溶性ビタミンといって油と一緒に摂取することで吸収率がアップします。ですから必ずしも生野菜の方が栄養価が高いという訳ではないのです。

脂溶性ビタミンが多く含まれる野菜

  • ビタミンA:にんじん、ほうれん草、モロヘイヤなど
  • ビタミンD:きくらげ、きのこ類
  • ビタミンE:モロヘイヤ、かぼちゃ、赤ピーマン、アボカドなど
  • ビタミンK:パセリ、モロヘイヤ、バジル、かぶの葉など

これらの食品は油といっせよに摂取することを心掛けてみてください。油でいためる以外にも、オイルの入ったドレッシングで食べるという方法もあります。

参照元:NIKKE woman ONLINE
簡単!栄養andカロリー計算 ビタミンA,ビタミンD,ビタミンE,ビタミンK

こんな時はどっちがいい?

生野菜と温野菜どちらがいい?

生野菜と温野菜のメリット・デメリットを見てきました。どちらにもよいところ、悪いところがありますので目的に合った食べ方をしましょう。

ダイエットにはどっちがいい?

ビタミンやミネラルが豊富でカロリーが低いため、ダイエットをしている人は野菜を積極的に取り入れますよね。ダイエットのためにはどちらがいいのでしょうか?

一時期ブームになったキャベツダイエットなどは、生のキャベツを食前によく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防止するというものでした。

ですが、生野菜は食べ過ぎると体を冷やします。体が冷えると血行が悪くなり、代謝も悪くなるので痩せにくい体になってしまうことも考えられます。ですから、ダイエットのためには温野菜の方がおすすめです。

美容のためには?

美容のためも冷えは大敵ですので生野菜は食べすぎないようにしましょう。美容のために積極的に摂取したい栄養素の1つにビタミンCがありますがビタミンCは熱によって失われてしまうものが多いので、生野菜も取り入れるようにしましょう。

ジャガイモなど芋類のビタミンCは熱しても壊れにくいという特徴があるので芋類もしっかり食べるようにしましょう。

美容の場合もどちらかというと温野菜がおすすめですが、ビタミンCは熱で失われやすいので別途摂取する必要があります。

まとめ

生野菜と温野菜の特徴について見てきました。まとめると以下のような特徴があります。

<生野菜>

  • 野菜の栄養をそのまま摂取できる
  • 噛む回数が多いので満腹中枢が刺激される
  • よく噛まないと消化に悪い
  • 食べ過ぎると体を冷やす
  • 酵素が摂取できるが、酵素を摂取することの効果は期待できない

<温野菜>

  • 消化吸収がいい
  • カサが減るのでたくさん食べられる
  • 減ってしまう栄養素もある

目的に応じて自分に合ったものを食べるようにしましょう。

ですが野菜は生野菜だけ、温野菜だけと偏っていると摂取できる栄養素も偏りがちになります。野菜に限ったことではありませんがバランスよく食べるように気を付けてください。

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